9月1日は「防災の日」家族のいのちを守るのは「いつも」のくらし

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こんにちは!mocha(@mocha_diary)です。

本日9月1日は、「防災の日」です。

以前、mocha夫が会社からもらってきた「東京くらし防災」という冊子が、とてもわかりやすく手元に置いています。

※女性の視点にたった防災ブック「東京くらし防災」について・・・★★★

ただ、ときどきパラパラと目を通してはいるものの・・・防災に対しての意識が極めて低い。自覚しています。

しっかり備えなければという思いはあるものの、ついつい後回しにしているのが現状です。

昨夜、以前勤めていた会社の先輩からメールが届きました。もうすぐ70歳になる方なのですが、定期的に「季節の便り」と題して、近況を送ってきてくださいます。マメだなあ。

その方は、いまボランティアで地域の防災講習会などの講師をしていて、今回のメールもそのことについて触れていました。改めて、考えるいい機会と思い、情報をシェアしつつ、自分もできることからはじめたいと思います。

防災意識改革!毎日のくらしの中で、無理なく備える

「日常備蓄」という言葉を耳にしますが、買い物の仕方を少し変えるだけでも、備えのある生活スタイルに変えることができるんだそう。

食料品や、日用品を少し多めに買ってストックしておくことで、備えになります。

地震直後には、店頭で商品が品薄になるのは、想像できますが・・・たとえ、購入できる状態だとしても、小さな子どもを連れて、災害直後にあちこち出かけるのは危険です。

これなら、何日か買い物しなくても大丈夫!という状態が常に用意できていれば、何か起きたときも、少しでも気持ちを落ち着かせることができますね。

はじめやすい「日常備蓄」のジャンルは・・・

  • 食品・飲料・・・3日分の食料を目安にストック
  • 生活用品・・・ラップ、ゴミ袋なども多めに
  • 衛生用品・・・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、生理用品などです。

食べ慣れた物や、好きな物を用意しておいて、賞味期限が切れる前に食べて、またその分を買い足して、無駄のないようにすることがポイントです。ウエットティッシュや、除菌スプレーなども、常に置いておくと安心ですよね。

子どもと備える防災

「東京くらし防災」の冊子のなかに「子どもと備える防災」という項目があります。当たり前なのですが、母になって自分1人がなんとかなればいい!ということはなく、とにかく守るべきものは子どもなんだ、とはっとしました。

いや、わかっちゃいるけれども。わかっちゃいるけれども。

じゃあ、子どものことを考えた「備え」をしているか?してないんです!何してるの!!!!私!!!

子どもと一緒にいるとき、幼稚園や学校に通っている時間、一緒にいるときと離れているとき、年齢によっても対応が変わってきますが、子どもと一緒に日常の中で備えていくことが大切です。

ママバックがそのまま防災バックに

ママは大荷物。子どもを連れたおでかけは、あれやこれやと必要なものでいっぱいになってしまいます。でも、いつものおでかけバックに必要なものがしっかり入っていれば、それがそのまま防災バックになるので、中身を確認して足りなくなったものは補充するのを忘れずに、持ち出しやすい状態で用意しておきたいですよね。

たとえば

    • おむつポーチ(おむつ・おしりふき)
    • 授乳ケープ
    • タオル・ハンカチ
    • スタイやお着替え
    • ブランケット
    • おもちゃ
    • ビニール袋
    • 母子手帳・保険証など

ご家庭やお子さんにあわせた「必要なもの」をバックに入れておくことがおすすめです。

また、離乳食中の赤ちゃんであれば、瓶詰めタイプの離乳食を何食分か用意しておいたり、スティックタイプなどの持ち運びしやすい粉ミルクと、お水のペットボトルを用意しておくことも必要です。

被災地で提供された、乳児用液体ミルクとは?

防災意識が低くて、本当にお恥ずかしながら…こちらも知らなかったのですが、熊本地震の際い、フィンランドから無償で提供されたという「乳児用液体ミルク」。

液状の人工乳で、常温でも長期保存が可能な、あらかじめ調乳がすんだミルクなんだそう。粉ミルクではないので、そのまま飲むことができます。

母乳があげられない状況や、母乳だけでは足りないといようなときに活躍しそうです。

江崎グリコ株式会社が、授乳中のファミリーを対象に行った「乳児用液体ミルク」についてのアンケート結果が発表されていました。

『乳児用液体ミルク』国内製造・販売解禁 ~ママ・パパ使用意向調査

日本では8月に解禁になったばかり。認知度の低さもあり、今後定着していくかどうかは気になるところですが、災害に備えて「知っている」ということは、選択肢の幅を広げますので、今後も情報は追っていきたいと思います。

防災対策・寝室の安全を見直す

我が家は、寝室に大きな本棚と棚があります。娘が生まれる前に、転倒防止の対策をとりました。天井と、本棚の間に突っ張り棒を固定しました。

ここで、先輩の昨日のメールをちょっと紹介させてもらいます。

先輩

横浜地域では「今後30年以内に、震度6以上の大震災の発生確率は82%」と予測されていますので、私達は「地震発生後の対応」ではなく、地震発生時に「自分の命は自分で守る」を合言葉にしています。

私が今、啓蒙しているテーマの一つが「ペタッ! と貼るだけの家具転倒防止器具」の紹介です。
というのも、昔の「突っ張り棒」や、今も盛んに言われている「L型金具」では、東日本大震災で「殆ど役に立たなかった」という悲惨な実態があるからです。

mocha
突っ張り棒ダメなんですか!!!!??

昔の「突っ張り棒」、昔の!?

昔のって!?

と、おろおろしながら調べてみると、取り付け方や家屋の構造をきちんと理解して設置することが大事な様子。

  • 天井の強度確認
  • なるべく奥、家具の両側を固定
  • 補助板を挟んで強度をアップさせる
  • 転倒防止の器具をほかにも併用する

などの対策が必要なようです。

先輩は、最新の転倒防止対策についても教えてくれました。

先輩

私達が紹介している方法は、「壁面側と家具側に、強粘着ジェルの固定具を貼り付け、その間を、長さ調整可能なベルト」で繋いだものです。実際には、パッケージに入った器具うち、1個の強粘着ジェル面のシールを剥がし、壁面(殆どがビニールクロス)に張ります。もう1個は家具の上面か側面に貼ります。あとはベルトの長さ調節をして終わりです。

講習会の参加者にも家具模型で取付体験をして戴き、地震発生時を想定して壁面側と家具側を引っ張って戴きます。
想像以上に粘着力が強く、小型の器具でも重さ 80kg まで、中型器具では 150kg、大型器具では 300kg の重さの家具まで、震度7相当の地震にも耐えられる物を厳選して紹介しています。

以前お会いしたときに、この商品を製造している会社に直接お邪魔して、担当者のかたとお話をしたと聞きました。

ボランティアで行う講習会といえども、自分がおすすめするものについては責任を取りたいからと言っていました。さすが。

商品名など、確認してわかったらこちらでも紹介したいと思います。

しばしお待ちをー!

先輩
これにより、壁面穴開け禁止のマンションやアパートでも、ネジ用の穴開けが不要で、道具を使えない女性や高齢者でも、簡単に家具固定が取付可能になります。
阪神・淡路大震災では、負傷者の約半数は「倒れた家具」が原因でしたので、地震発生時、「自分の命は自分で守る」ことで初めて、自助・共助の効果が発揮できるものと確信しています。

反省と課題

本当におっしゃる通りだと思います。自分の命は自分で守る

そして、子どもの命も同時に守る。

自分の防災意識の低さが本当に恥ずかしいです。これを機に、日常備蓄を見直し、できることから備えるとともに、家族で話し合っておくことや、最新の防災情報に関心をもつことが大切だと思いました。

ここで紹介したのは、本当に本当にほんの一部でしかないですが、まずはできることから、普段の「くらしの中」から見直すことをはじめたいと思います。

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