40歳になったのでガン検診に行ってみた①

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40歳になったのでガン検診に行ってみた①

会社勤めをしていた時は、年に一度健康診断に行くのが当たり前だったけれど
仕事を辞めてしまうと、うっかり忘れたり後回しにしたりと、定期的な受診が難しいのが正直なところ。周囲には、もちろん毎年しっかり受診している専業主婦のママ友がいたり、ご主人の会社の健康診断を一緒に受けているという人もいるのだけれど・・・。

私はついつい、自分のことは後回しにしちゃうタイプで。面倒くさがりというのも関係しているけれど・・・、いよいよ40代に突入したので、がん検診を受診してみることにしました。

軽い気持ちで受診したがん検診ですが、思いがけず検査の連続に発展・・・。

忙しさを理由に、ついつい後回しにしている人の元へ・・・もしこのブログが届くのならば、受診を考えるきっかけになればいいなと思って、備忘録として載せておきます。少しでも背中を押せるといいかな。

集団がん検診に行ってみた

夫の会社でも、家族が健康診断を受診できる制度はあるのですが、わが家は別々に。指定場所や日時などの都合がつかないという理由も1つではあるけれど、夫がとてもマイペースな人なので、「健康診断のこと聞いてくれた?」「手続きの仕方確認してくれた?」という質問に「あ、ごめん!忘れてた!」ということがよくあり、せっかちな私がイライラしてしまう・・・というのが本当のところ。

パート先はとても小規模なうえ、私も勤務日数が少ないので、勤め先で検診を受けるという選択肢はなし。毎年居住地の市から送られてくる健診の案内を見て、自分で申し込んでいま

・・・ついつい後回しにしてしまって、実は前年度に「健康診査」の申込みを忘れてしまったんですよね・・・。それまでは、18~39歳の女性を対象にした「女性のための健康診査」というのに申し込んでいて、いわゆる一般的な「健康診査」の項目にある

  • 問診
  • 身体測定
  • 血圧測定
  • 血液検査
  • 尿検査に追加して、「乳がん(超音波)検診」「子宮頸がん検診」が受けられるというものだったんですが・・・。案内を確認していたら、40歳を過ぎたら、違う健康診査に申し込まなきゃいけないって書いてあるじゃない。しかも、一般的な健康診査とがん検診は別々に申し込まないといけないし。

春先から日程を気にして過ごしていたのに、結局重い腰を上げたのは年明け・・・。取り急ぎ、がん検診を受診しようと思ったきっかけは「乳がん検診(マンモグラフィ)の自己負担額が無料」になるから!!

年度末の年齢が指定の年齢の場合、各検診が無料になるクーポンが発行されていたんですよね。数ヶ月違うだけで、数千円変わってくるなんて!!これは結構大きいじゃん!ということで慌てて申込み。

私の場合、ちょうど乳がん検診がクーポンの対象年齢に指定されていたので、これはかなり大きなポイントになりました。(ちなみに5歳間隔で対象になっている)

子宮頸がんの検診は、20代が無料対象になっていました。

集団がん検診かかった費用

市の案内では、集団がん検診と施設(医療機関)検診のどちらかを選ぶことができました。

検診費用は、それぞれ金額が異なる点とそれぞれのクリニックで受診できる項目が違っていたので(「大腸検査」はあるけれど「乳がん検診」はやってない等)、集団がん検診をチョイス。集団の場合は、開催日時があらかじめ決まっていて、場所も保健センターや医療センターなどの場所が指定されています。月に数回実施されていて、応募が定員を超えてしまうと、抽選になるというシステム。

私が申し込んだ回は、比較的少なかったようで問題なく希望の日に受診できました。

事前に問診票や大腸検査のキットなどが送られてくるので、必要事項を記載して当日持参します。クーポンや受診券などを受付で提出し、会計を済ませます。

各自治体や年度によって異なるかもしれないので、目安の金額ですが・・・

今回かかった費用はこんな感じ。

・肺がんX線検査:600円
・大腸がん検査:600円
・乳がん超音波(エコー)検査:1,300円
・乳がんマンモグラフィ検査:2,200円(今年度は無料)
・子宮がん頸部細胞診:1,000円
という内訳で、本来は「胃がんX線検査(バリウム)」も予定していたのですが、
当日ちょっと体調が優れなかったのと、午後から子どもの授業参観があったので、相談したら「気持ち悪くなってしまうかも。体調不良の時に無理に受けなくてもいいから、今回はやめておこうか」ということで受けませんでした。受診した場合の費用は1,500円でした。

集団がん検診の受診結果が届く

それから1ヶ月を過ぎた頃、なんだか大きな封筒がポストに届きます。

集団がん検診の結果なのは、開封前からわかったけれど・・・「いや、サイズ感おかしくない!?」とちょっとドキドキ。恐る恐る開封すると、紹介状とレントゲンが同封されてる・・・。

嫌な予感しかないと思いつつ、書類を確認。異常なしの検査結果の中に、一項目だけ違うものが・・・。

なんと乳がん検診の結果「左胸の乳腺が石灰化しているので、精密検査が必要」とのこと。

そのあと、ネットで情報を拾っていると、石灰化自体は珍しくないとのこと。とはいえ、悪性のがんの可能性もあるから、検査が必要と。

精密検査ができる医療機関の一覧表も同封してくれていたため、出産でお世話になった市立病院に電話して、予約をすることにしました。

精密検査の結果やいかに

受診予約日は春休み期間中。母に娘とのお留守番をお願いしたのですが、結局母と娘と一緒に病院へ行く事に。待ち時間も長かったので、周辺のカフェやショッピングで時間を潰してもらっていたのですが、私は一人そわそわドキドキ。

集団がん検診と同様、「マンモグラフィ」と「エコー」の検査を受けることに。

マンモグラフィって今回はじめて受けたけど、めちゃめちゃ痛い・・・。「いいぃーーーー!!!」って心の中で叫びながら、時間が過ぎるのを耐えてました。

エコーは、今までも何度かやってもらったけど、過去のどれよりも時間が長くて(そう感じただけなのか・・・)同じ箇所ばかり重点的に診てくれたり、手の動きが止まったりするたびに「え!そこ!??そこなんか違和感!?」と心臓がバクバク。

一通り検査が終了したら、そのあと診察へ。この待ち時間がめちゃくちゃ長くて、生きた心地がしませんでした・・・。

診察室へ

受付番号を呼ばれて診察室へ入ると、担当は女性の先生。

エコーの結果は、しこりなどもなく気になる点はないということだったんだけど、問題はマンモグラフィ。最初の診断で指摘された乳腺の石灰化はもちろんあって、どの場所にあってどんな風に見えているかをレントゲンで説明してくれます。

石灰化はよくあることだし、心配ないケースもたくさんあるけれど

今回の私の場合は、割と近い位置に数点のぷつぷつした石灰化がみられると。全体にぶわーっと広がっている人もいるのだそう。そして、その石灰化した部分がトゲトゲしているというのが、気になるところらしく・・・。悪性がんの特徴の1つにトゲトゲギザギザというのがあるのだそう。

そのあたりから、ちょっと緊張しだして「うわあああああ」って心の中で再び絶叫したけど・・・。より詳しく調べるために、MRI検査を受けることに。

その際、造影剤を使用するのでアレルギーの有無や体質などについての確認、診察後に血液検査を受けることになりました。(腎機能に異常があると造影剤が使えないそう)

予定していなかった採血を待つ間、頭の中がぐるぐる。悪性だったらどうしようという不安で心の中がいっぱいに。

採血のあとは、次回のMRI検査について説明を受け・・・会計を済ませて帰宅。

予約のタイミングや自分の予定などもあるので、もっと間隔が狭い人もいると思いますが、私の場合は、精密検査からMRI検査までは2週間の期間が空きました。

★次回②につづきます。